空き地の向こうにあるのは藤野国際スキー場。4月22日、まだ雪が残っている。スロープはかなりきつい。といってもスキーをするわけではない。46才でこの町で暮らすようになったが、すでにこのスポーツに挑戦したいとは思わなかった。
写真では分からないがスキーコースの左隣にリュージュのコースがある。だから藤野にはヨーロッパ大会に出場する中学生選手がいる。
日本でこのコースがあるのは、長野とここだけ。札幌オリンピックの時できた。
日本でこのコースがあるのは、長野とここだけ。札幌オリンピックの時できた。
1972年、あのジャネット・リンの活躍したオリンピックだ。
手前には珍しい空き地がある。もちろん私有地だが夏は草ぼうぼうのステキな原っぱになる。何年か前、草の枯れかかった秋の夕方、草刈機の壊れたような音がしているので行ってみると、子供がラジコンのバギーを持ち込んで遊んでいた。
「うるさくてすみませーん! やめますかー?」と子供は、私に聞く。注意にやって来たと思われたのだ。
「思いっきり、やれー。」
と、いってやった。
今の子供は行儀が良すぎる。昔はこんな原っぱがたくさんあって、いたずら小僧をたくさん育てた。こういうところが豊かな人間を育むのだ。
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