B-STYLE

[身近なモノの取合せで暮らしを満喫する]  [時の経つのを楽しむ] [偶然を味方にする] それらをBスタイルと呼ぶことにしました。

2013/09/28

もしiPhoneをなくしたら?/山形のタクシードライバーの暖かさ

iPhoneが無いと気づいた時はショックだった。しかも初めて仕事にきた山形で。
次の訪問先に向かうため、タクシーを呼ぼうとしたところだった。

あわててポケットを調べ、バックを調べ、訪問先の部屋を探す。無い。
最後に触ったのはここに来る前に乗った個人タクシーの中。
確信は無いがタクシーに忘れたとしか思えなかった。

次の訪問先は10分後だ。帰るまでにあと6カ所回らなくてはならない。
電話を借りようとすると、公衆電話を使ってくれという。
何でもいい。とにかく前のタクシーが紹介してくれた別の会社に電話をして車を呼ぶ。

スケジュールはびっしりで、帰りの航空機も決まっている。夜には仙台に戻らなくてはならない。どうやってiPhoneを見つけるのか。パニック状態になってしまった。

なんとか先ほど乗ったタクシーに連絡を取ってiPhoneがあるか確認したい。
やるだけやってみようと思い、やって来たタクシーのドライバーに事情を説明する。あなたの会社を紹介してくれた方の連絡先を調べてもらえないかと。

ドライバーは親切だった。車を止め、携帯で会社に連絡を取り、担当者に聞いてくれた。しかしとたんに山形弁になり、何をやり取りしているのかわからない。どうやら個人タクシーでは分からないとの回答の様・・。
そこでやっと気づいた。レシートをもらっていたのだ。取り出してみると、そこには電話番号があった。

ドライバーは携帯を貸してくれた。すぐ電話する。
「ああ、ケータイですね。お客さん、忘れてましたよ・・。」
やったー!!。
奇跡が起こったと思った。

次にしなくてはならないのは、iPhoneの受け取りだ。
個人タクシーのドライバーは事情があって早く仕事を切り上げたいようだった。しかしこちらは仕事を終えるまで自由にならない。終えてから連絡するという事で納得してもらった。

3つ目の訪問先で打ち合わせ中だった。なんとiPhoneが届いた。持ってきてくれたのだ。個人タクシーに乗っている間、ドライバーとは、いろんな話をした。その中には訪問先の話題もあった。よく覚えていてくれた。

仕事を終えた後、個人タクシーの運転手にお礼の電話をした。特別の事のようには思っていないようだった。

最初の訪問先で「公衆電話を使って下さい。」といわれた時は、「ちょっとー。」と思ったが、これが当たり前のご時世だ。

運が良かった。今回は2人の山形のドライバーに助けられた。山形は素晴らしい。

追記1:紛失したiPhoneに電話をかけてみたら? という意見があった。
    やってみる価値は十分にある。
    しかし私のiPhoneはマナーモードで電源は切ってある。
追記2:「iPhoneをさがす」で探せるようにはなっていた。
    しかし札幌に戻らなくてはならなかった。
*タクシーに無かった場合は、この方法に頼るしかないだろう。

*2013 仙台・山形の旅

0 件のコメント: