入院して5日間は水さえ飲めなかった。点滴と注射のみ。
6日目にコップで水を飲めるようになり、
7日目にやっと流動食がでた。
塩分や糖分がほとんどない食べ物というのは、こんなに繊細な味を楽しめるものか。
口にしたあと、すぐには言葉が見つからなかった。
頭に浮かんだのは尊いお方の食べ物だった。
口にしたあと、すぐには言葉が見つからなかった。
頭に浮かんだのは尊いお方の食べ物だった。
特に感動したのは粥、といっても米の炊き汁のみ(写真中央)。
2番目が、大豆とあずきのゼリー状のもの(写真中央左)。
3番目は、調味料の入っていないコーンスープ(写真左)。
4番目は、アプリコット風味のジャガイモ汁?((写真左後)。
最後が魚粉のみそ汁。
すべて追加された味らしきものはない。
あるいは1週間も食べ物を口にしていないせいかも知れないが、
これらの料理からは、人獣も見かけない果ての果てにある土地の霧をすするような清廉な感覚を味わえた。
一句:”流動食” 不味いといったら おしまいだ
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