秋らしくなってきた。公園のベンチの下にこんなものが。
小さなキノコがあちこちに。雨が多かったからだと思う。
食べられるキノコかどうか判断するのは一般の人には難しい。キノコは環境によって形も大きさも変わる。だから食べないようにしている。
キノコに精通している人は、変わり者が多い。しかも自慢話が好きだ。石山緑地で休んでいた時、袋に一杯のキノコを採って山から下りてきた方に自慢話を聞かされた。秘密の場所に行けばいくらでも採れるらしい。長いこと話を聞いてあげたのだから、少しぐらい分けてくれてもいいのにと思ったほどだ。
また以前、逗子に”きのこや”と呼ばれた店があって、そこのご主人は、天皇陛下と一緒に富士山でキノコ狩りをしたほどキノコに精通した方だった。店には2人の写った写真が飾られており、この方からもたっぷりと自慢話を聞かせてもらった。そのうち機嫌が良くなって、とっておきのキノコまで出してくれたが味も名前も覚えていない。もちろん料金は払った。
キノコ狩りをするにはこれくらいの人達といくのが安全だ。ちょっと厄介だが。
公園を歩いていると、ポトッ、ポトッと、緑色をしたクルミの実が落ちてくる。当たったら痛そうなほど大きな音だ。
木に皮をむかれたクルミを入れたザルがかけられていた。エゾリスを呼ぼうとしているのだ。毎朝、カメラを持った方を見かけるようになった。
エゾリスはかわいいが、よくカラスに追い回されている。平地は危険だが、枝の密集した木にはカラスが入っていけないので、木に登ってしまえば捕まることはない。
一方カラスはクルミを咥えて道路に飛んで行き、車が来るのを待って、その前に落とす。そしてタイヤに引かれて割れたクルミの中身を食べる。道はクルミのカラだらけになる。秋の風物詩だ。
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