1ヶ月前、3度目の入院を終えて家に帰ると、浅川さんからこんな本が届いていた。
*注)浅川さん:(高専時代の先輩教員。教育職はリタイアさせてもらったので、同僚に対して自分の恩師でもないのに「センセイ、センセイ。」と呼び合う習慣は意図的にやめています。
もちろんブログに記事を載せている方々はリスペクトしています。)
「病床のつれづれ草」は、浅川さんの入院中に感じたことを綴った個人的な書籍。小さな可愛い本で章も短く質感も気に入った。今の自分が読むのには丁度いい内容と分量だった。
内容はタイトル名の通り。
年をとってからの入院とは、帰ってくるかどうかもわからない宇宙船に乗った旅にちかい。身の回りのことや、過ぎ去った人生のことや、自分の理想についての思いが語られている。
私達は教育の場に長くいたが、浅川さんは英語、私はデザインと、担当が違ったため、組織運営や教育研究全般についてご一緒させていただいた覚えがある。特に私は浅川さんが芸術やデザインについて、その外側から愛情を持って見つめてくれていたように感じていた。
「病床のつれづれ草」は、これまでリタイヤした教員が書いたデザイン論や芸術論とはひと味ちがう部分があって、そこが楽しめた。
浅川さんは札幌で知った人の中でもっともジェントルマンであると思っている。
この本、何部発行されたのか。誰に対し書かれたのかは不明。書店に置かれているとも思えない。ビョー人同士が霊感で引き寄せあって私のところにやってきたのかもしれない。私への励ましの一冊と勝手に感謝して読ませていただいた。
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