■萩がやっと咲いた。といっても放っておいただけ(笑)。根っこは4年前にご近所からいただいたもの。何箇所かに分けて植えたが、根付いたのはこれだけだった。
萩は、木とも草とも言えないし、野生とも観賞用ともいえない曖昧さをもちながら、やがて枝が増えて垣根のようになる。そして高さが人の肩くらいになると、シダレて小さな可愛らしい花をつける。私の散歩にとって萩は季節の風物なのだ。
■萩を植えたのは、家の前を通る人にもそんな気分を味わってもらえたら思ったから。
庭にはすでにモミジがあるのでボタンを植えれば花札の役「猪鹿蝶」がそろうが、そんな趣味はない。
*豊平川の土手にある萩。
「犬の散歩コース・秋の訪れ」より 2013年
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