B-STYLE

[身近なモノの取合せで暮らしを満喫する]  [時の経つのを楽しむ] [偶然を味方にする] それらをBスタイルと呼ぶことにしました。

2012/09/12

映画「戦火の馬」

それまで敬遠していたDVDの中のひとつ。
「スピルバーグのヒューマニズム系はちょっと・・」と感じている方は少なくないと思う。私もその1人。だがこの映画は動物が主人公なので、思っていたほど監督の癖は感じなかった。戦争に翻弄される駿馬が描かれている。お金をかけ作り込まれた贅沢なセット。大型クレーンを使用したダイナミックな映像。

人間以外のものが時代や状況に翻弄される映像は少なくない。アニメーション監督フレデリッック・バックの椅子の話「クラック」もいい。「戦火の馬」を見終わった後、古い映画「黄色いローレスロイス」を思い出した。

物語には自分で運命を切り開いてゆく話、運命に翻弄される話がある。「戦火の馬」は後者にあたる。この手の物語は締めくくり方が非常に大事だが期待通りだった。
(それでもまだ「この映画はちょっと・・」という方がいるのは分からないでは無い。)
★★★★

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