秋になって空と雲がおもしろいので写真を撮る。
普段見慣れた近所だが撮ってみると意外なものが写っていた。自分が感じていた景色とは違うのだ。そこで私は撮影した写真を編集してみた。こんな写真を撮るつもりだったと。
編集後の画像と元の写真を比べてみる。編集した画像からは興味の無い余分なものやディテールが無くなっている。これが私が感じた(撮ろうとした)景色だった。また普段感じている景色だった。では元の写真に写っていたのはなんだったのか?
元の写真に写っていたのは、全事物を均等に、また光学的に記録したモノだった。考えてみれば人間はこの写真の技術を楽しんできたのだと思う。事実の持つ意外性を。
人間は写真の様には事物を感じていない。必要なものしか見ていない。ターゲットしか見ていない。視線は移動し続け、色も明るさも補正し続ける。
当たり前の事かもしれないが、写真は事実ではあるが、感じている世界とは違うものだ。
そこでもう1つ、写真を私のみる夢のように編集してみた。
毎日見る夢はこんな風。
上から、元の写真、私の感じた景色、夢バージョンの3つ。
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