B-STYLE

[身近なモノの取合せで暮らしを満喫する]  [時の経つのを楽しむ] [偶然を味方にする] それらをBスタイルと呼ぶことにしました。

2012/11/25

芸術の森 裏道の四季 1997〜1998バージョン

(バックアップ用HDにあった札幌市立高等専門学校のページより)
「芸術の森」の裏。道は、木立のトンネルになっていて普通車がなんとかすれ違える程度の幅だが、車と出会うことはほとんどない。今の生活で最高場所の一つ。通過する90秒の間、頭の中を空っぽにしてくれる。


Vol . 1  97/10/17

10月の紅葉時は、車の窓を開けていると落葉の香りがする。
夜の9時過ぎにここを通ると、毛並みの良いキタキツネに出会える。
森の中には紅天狗茸がある。


Vol . 2  97/10/26

紅葉は、一週間で終わる。すべて落葉樹のため、幹と枝のみが残る景色に。
所々に見える白い幹は白樺。札幌では白樺が雑木と聞き、驚いたものだ。
前夜から降った雨で、路面はしめっている。


Vol . 3  98/2/26

雪が降った日、小枝に積もった雪の美しさはたとえようがない。
こんな日は、チェロキーでビーチボーイズのサーフィンUSAを聞きながら通り抜ける。コッポラの映画「地獄の黙示録」のワグナーの曲がかかるシーンを思い出したりする。


Vol . 4  98/5/11

 札幌の春は遅い。一番早く芽を出すのは、ふきのとう。
そして5月の連休をすぎると、もう雪が降るこことはない。木々に葉がつきはじめると、痩せたキタキツネも姿を現す。


Vol . 5  98/6/24

1ヶ月で夏になってしまう。
植物の成長の早さには、短い夏を、1秒でも早く、そして長く味わいたい、という
彼らの想いが込められているようだ。
昼はエゾゼミが鳴き、夜はオオミズアオが飛び交う。

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