サクラ並木を見ようと車で走っていたら「万代」に出た。『万代』はサブカルチャーと古着に特化したこだわりの店。24時間営業で人が絶えない。よく行くが買わないで帰ることも多い。
売っているものは違うが、中学生の頃ドキドキしながらいった「アメリカ屋」にちかい感覚がよみがえる。あんな店は、もう横須賀や沖縄にしか残っていないだろう、米軍払い下げの品物と使い古したジーンズを並べていた。ジーンズをはくだけで不良と思われた時代だ。男ならここを知らなきゃ友達じゃないくらいの店だった。
花見の第3ラウンドは並木道のはずれにある「万代」になった。
春は、子供にも年寄りにもどんな人間にも平等に訪れるから好きだ。