B-STYLE

[身近なモノの取合せで暮らしを満喫する]  [時の経つのを楽しむ] [偶然を味方にする] それらをBスタイルと呼ぶことにしました。
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2014/12/02

PCという道具 その2

ブログをはじめた頃、「マウスを握れるうちはCGをつくるぞ!」とは言ってみたものの、ブランクがあるとアプリケーションを使いこなすのが面倒に感じるようになってしまった。3Dソフトは1年近くさわっていなかった。

PCは道具だが、筆やノミのような肉体的な道具とはちょっと質が違う。

例えば筆とPCを、しばらく行っていない場所にむかおうとする乗物にあてはめてみる。そこには自転車でいくのとバスや電車を乗り継いでいく場合ほどの差がある。

自転車では道路さえ覚えていれば上りや下りがあろうと信号があろうとペダルを踏むだけで目的地につける。最初は不慣れでも、そのうち体が自転車をコントロールする方法を思い出す。

しかし乗り継ぎでカードを使わない方法を取ると、バスの時刻をを調べ、目的のバスを見つけ、チケットの受けとり、料金の支払方法を思い出しながら乗り継ぎ地点まで行き、切符売り場を探して、また別の方法で切符を買い、改札口を通過して目的の電車のホームにたどり着く。乗換が多いとこの繰り返しになる。
私にとってPCの操作はこちらのように感じてきた。そして乗物を乗り継ぐために必要な情報は一旦使われなくなると忘れられてゆく。

PCのアプリケーションも最初の頃は覚えることが少なかった。だから使い手の工夫次第でいろんな技法が生まれた。しかし今、それらの技法はツール化され、めったに使うことのない多数のプラグインとなって装備されている。
この結果がもたらしたことは、技法を生み出す工夫よりツールやプラグインの置かれた場所を覚えることだ。これらのツールを使えば誰でもそれなりの成果がえられる。アメリカ生まれの道具らしい。
しかし覚えるというのは忘れることでもある。だから年寄りが久々にPCを使うのは難しい・・。
っと、しみじみ。

*いろんな技法:「フォトショップ・ワウブック」には、忍法帳のような秘伝が散りばめられていた。
*写真:左モニタにはPinterestで集めた資料。右は3D景観作成ソフトVue。

2014/03/20

3Dプリンタ「Solidoodle 3D Printer, 3rd Generation」その後

3Dプリンタ「Solidoodle 3D Printer, 3rd Generation」について3回目。
これまでの記述で、3Dプリンタを使用するにはスキルが必要と書いてきた。実はまた故障してノズルからプラスチックが出なくなってしまった。

私のいない時間に起きた事だが、プリントされた部分を調べると、ノズルから送り出されるプラスチックは、次第に細くなってゆき、積層に隙間ができ、最後は出なくなって止まっていた。だからプラスチックが少ない部分は押すとへこむ。

さすがに修理に出す事に。
それまで大きなチェスを6個ほどプリントできていた。

実は実は、
このプリンタ、2台目を注文していた! (研究費を使うのもこれが最後)
プリンタを修理に出している間に2台目が届いたので残りのプリントに入る。
最初は良かった。しかし1週間ほどで同じ事が起こった.今度は自分で直してみようと以前直してくれた杉さんに相談。

その結果、プリンタヘッドはバラバラに分解しないと取り外せないことがわかる。分解して組み立てる時間は残っていない。このプリンタが使えるのは来週だけ。

チェスの制作はあきらめる事にした。
原因は、温度だろうと思っている。すごく微妙なことだが、ヘッドやプラスチックの素材を一定の温度に保つための工夫が必要なのではないか。これらが被われた他の3Dプリンタでは同じことは起きていない。

というわけで今回のチェス制作は2台のプリンタを壊して中断。いずれまた別のプリンタを用意して挑戦したい。(写真はプリントしたチェス。失敗したものも含まれている。)

1回目のプリントができるまでの苦労。3Dプリンタ
*「Solidoodle 3D Printer, 3rd Generation」続き 問題と可能性
*チェスとの航海

2013/12/24

3Dプリンタ「Solidoodle 3D Printer, 3rd Generation」続き 問題と可能性

2回目のプリントが成功。今回のサイズは、高さは市販のスパイスの瓶くらい。ノズルのサイズは0.3mm。プリント時間は2時間45分。

問題
1. 隣にあるのは木製手作りの立体。比べると側面が滑らかではない。
  じつは底ができない。
  これは、3dsmaxのモデリングに問題があると思える? 解決するだろう。 
2. ロウソクのようなフニャッとした仕上がり。
  これはノズルのサイズを0.1mmにすればなんとか・・。 解決するだろう。
3. 時間がかかりすぎる。
  これは2番目の問題を解決するとさらにかかりそう?
  解決は難しいかもしれない。

3Dプリンタに対する不満
実は3Dプリンタには、個人で立体を量産し市販できないかという期待があった。だからほうっておいても年賀状のように100個ぐらいプリントしてくれるのが理想だった。

もちろんこれはSolidoodle 3D Printerを導入する以前に無理だとわかっていた。またサンプルを見て、磨く作業は不要と思っていた。しかし現時点では怪しい。

さらに思ってもいなかったことが1つある。プラスチックはABSPLA2種類が使用でき、ABSは収縮があってゆがむが、PLAは収縮がなく時間はかかるが正確な立体がプリントできると聞いていた。しかし実際にはゆがんでいる。設定で解決できるのか?

これまでの経緯からわかった問題は3点である。
1. 正確な立体をプリントするのには、スキルが必要。
2. 丁寧に1点を完成する事には向いているが量産は難しい。
3. 当然かもしれないが音はうるさい。
 (工程が変わるとサウンドが変わる工夫までされている。)

将来の可能性
理想の低価格3Dプリンタはいつになったら市販されるのか? この3Dプリンタをみていると、フルカラーインクジェットプリンタの登場した20年前を思い出す。

プリンタは、当時は一部のクリエイターだけのものだった。仕上がりがきれいで取り扱いも簡単、20万円程度と低価格(Mac100万円した時代)だったため。あっという間に広まってカンプに使われた。
問題もあった。仕上がりがきれいといっても限界があった。データの作り方にもコツがいた。プリントも時間がかかった。

しかし現在これらの問題はほとんど解決されている。
仕上がりは格段に向上、印刷物以上になった。プリンタを取りまくあらゆる性能の向上によりデータ作りに必要なスキルはいらなくなった。速度は3倍くらい高速化した。価格は信じられないくらい安くなっている。そしてPCを使う家なら必ずある。

3Dプリンタはカラープリンタのようになってゆくのか? そもそも3Dプリンタを何に使うのか?
カラープリンタを取りまく状況、またPCを取りまく状況は一変した。今はゼロから何かを作る必要はない。そのためにテンプレートがある。名刺、グリーティングカード、ウエブサイト、その他多くのテンプレートが、ものを作りやすくしている。これは20年前にはなかったものだ。
もし3Dプリンタ用のテンプレートがあったら立体物はずっと作りやすくなるはずだ。アクセサリー、カジュアルグッズ、玩具などのテンプレートが簡単に手に入れば、プレゼントや生活に必要なものをいくらでも作れる楽しみが生まれてくる。年賀状を作るように3Dプリンタを使うのである。

余談だが、このようにに考えてみるとテンプレートとはデザイナーの持っていたノウハウであった事がわかる。

3Dプリンタは小型化し、すくなくても10年後にはデスクの上においてもおさまるスマートな形状になり、普通のプリンタと同様の静音になっていることは確かだと思う。価格は2〜3万円。複数導入すれば量産は可能。年賀状のようにデータを送れば量産してくれるシステムも出来上がっているだろう。



2013/12/21

3Dプリンタ「Solidoodle 3D Printer, 3rd Generation」いきなり壊れた

これまでCGで作ったものを立体化できないかと何度も考えてきた(チェスとの航海)
3Dプリンタが手軽になってきたので導入。

9月に注文して11月に届いた。アメリカから。
しかし入院中だったため、段ボール箱から取り出したのは先週。
それが1度もプリントできずに壊れてしまったところからこの話は始まる。

3Dプリンタってどんなもの
とりあえず知らない方のために紹介しておく。
1. PC3Dモデルを制作したあと、STLファイル形式で書出す(他の3D造形機器と同様)。
2. プリンタには専用ソフトがあり、STLファイルを読込んでプリントする。
3. プリンタは、針金状のプラスチックを熱(200度近く)で溶かし、ノズルから線を引くようにプレートの上に流してゆく(0.5mm以下)。これが立体の1断面に相当する。プラスチックはプレート上でさめて固まる。断面の印刷が終わると自動的にプレートが下がり、その上に次の断面としてプラスチック線を引いてゆく。これを立体の高さの分だけくりかえす。これがカラープリンタとの違いである。

ノズルがつまり、ヘッドを分解。プリンタヘッドがガイドから外れてしまった(想定外)。とりあえずプラスチックの詰まりは取除いたが,0.1mmの精度で印刷するプリンタを元通りにできる自信はなかった。やりすぎた。

プリントしてみる。最初はケーキのモンブランのようになってしまった(奥)。2度目はなんどか・・。作ろうとしているのは自作のチェス。

■Solidoodle 3D Printer
カラープリンタとは違う。動かすのは思ったより面倒。
以前からプリンタを使用していた杉さんのサポートが必要だった。

1日目:まず段ボール箱をあけると英語のプリントが2枚入っているだけ。英語のサイトに行ってソフトをダウンロード(サポート1度目)。しかしUSBで接続しても反応がない。

2日目:サイトを和訳。設定を変更する必要のある事を知る。クリア。
しかし作動テスト(サポート2度目)をしているうちにフィラメント(プラスチック線)がプリンタヘッドの手前で一旦溶けて固まってしまう。つまりプラスチックがノズルまで行かなくなってしまった。印刷不能状態である。
出来るかどうか不安だったがヘッドを分解。というか予想を超えてバラバラになってしまった。おかげで固まったプラスチックは取除けた。しかし分解するだけでも困難だったヘッド、元の位置に組み立てるなど技術的に不可能に思えた。精度は0.1mmである。
保証書も見当たらなかった。一度も使わずに廃棄? 落ち込む。

3日目:杉さんが組み立ててみるといってくれた(サポート3度目)。

4日目:直った。信じられなかった。杉さんが急に神々しく見えてくる。さすがプロダクトデザイナー!
いよいよプリントが始まった。しかし2つの問題が起こっていた。
1つ目は、フィラメント(プラスチック線)が、からんで巻かれていたため、ロールを手動で回してあげないとプラスチックが送られないのだ。プリントが済むまで付きっきりでいなくてはならなかった。
2つ目は、印刷される立体とプレートとがしっかり止まっていないと、立体が動いてしまい印刷がずれてしまう事だった。
それは目の前で起こった。1度ずれたら修正不可能だった。チェスつもりがケーキのモンブランに。

5日目:まずはからんだフィラメントを正常に戻した。フィラメントをリセットするためにはコツがある(サポート4度目)。つぎにプリント中の立体がずれないようにプレートに両面テープを張る。ついにプリント終了。仕上がりはちょっとショボいが希望がもてた。

■現在大きな2つ目をプリント中。月曜には仕上がりを見る事が出来る。はずだ・・。
つづく。

2013/08/10

ICAF上映作品のレンダリング

ICAF(Inter College Animation Festival)上映作品のレンダリング。Adobe Premiereで編集したフルハイビジョンの映像をAdobe Media Encoderから書出す。
QuickTime非圧縮で20分だと150GBくらいのデータ量になる。コピーするだけで時間がかかるので直接外部HDに。
レンダリング時間は意外と短く1時間ほどだったが、それ以前にAdobe Premiereでプレビューするためのレンダリングに一晩かけている。
このiMac、4GBしかメモリを積んでいないのになかなかやる。研究室のPCを使わなかったのは学生が編集作業をしているから。私はサポーター。

2013/05/09

PCという道具 その1

連休中に、Maxで作っていた3D作品に8500ピクセルのレンダリングをかけようとしたらエラー。画像はできるが保存できない。半分ずつ出来ないかとやってみたがダメ。4GBのメモリを積んだXP。

それならと研究室のPCを使ってみる。こちらはメモリ32GB/6コアのPC。
あっという間に終了。恐るべし。

このPC、Vueで景観をレンダリングさせようと導入したが、体感性能は、これまで使っていたMacbook ProのBootcamp(8GB/Windows7)とあまり変わりなく、ちょっとガッカリしていた。やっと役に立った。

Macbook Proはだいぶ傷んできたので新しいものに移行中。なぜかBootcampを作ったあとでMacOS側にパーティションを作ると、今度はBootcampが起動できなくなってしまう。古いノートはちゃんとできているのに困ったもの。新旧の違いはOSのバージョン。

Windows XP/4Gメモリ/DualのPC よく使った。電源を切ったら壊れそう。

Windows7 32GB/6コアのPC 思ったほどの性能ではなかったが、今回の仕事には向いていた。
 
MacOSとWindows7 8GB/DualのノートPC よく使った。BootcampでMaxやVueも。車を運転中もレンダリングさせていた。あちこちに不具合がある。早く新しいノートをセットアップして移行したい。