映画「借りぐらしのアリエッティ」

借りぐらしって何の事かと思ったら人間に寄生してして暮らす小人だった。
という言い方はあまりにもひどいかもしれないが。いい感じの始まり。画面。
それだけにいくつかの不満もある。
1. 大小サイズの不統一。
2. ファンタジーなんだから、小人たちの中にもう少し明るく楽天的なキャラクターがいても良かったのでは。
3. 未来の無い終わり方は、大人の警告かもしれないが・・　ハッピーエンドにする工夫が欲しかった。
4. 借りっ放しじゃネ（笑）。
5. 登場人物全員がストーリー進行に協力してしまう日本映画の脚本の不味さ、気味悪さ。

この物語の示唆するものは十分に分かる。
希望の無い（巨大な人間の）少年。
ニートの様な小人たち。
しかし自然はもっと残酷だ・・。弱肉強食だ。

この映画はファンタジーなのだから、観客としては最後にアリエッティに希望を見いだしたかった。場面設定は見事だが、トトロの方が好きだ
★★★★