B-STYLE

[身近なモノの取合せで暮らしを満喫する]  [時の経つのを楽しむ] [偶然を味方にする] それらをBスタイルと呼ぶことにしました。

2013/06/02

代車その2 クライスラー「イプシロン」と「PTクルーザー」


代車でクライスラーイプシロンに乗る。見た目は特に乗りたい気持ちにさせる車ではなかった。900ccだというので3週間前にレンタルしたパッソ1000ccを思い浮かべた。
まったく違う車だった。

2気筒ターボエンジンは強力で機敏だ。接地感も十分で運転する楽しみがある。
オートマと、チェンジペダル無しのマニュアル4速併用という車は、これまで乗ったことがなかったが、マニュアルドライブを楽しめるオートマ車というのも悪くないと思った。大型高級車にはお馴染みの機構だ。

インテリアは、このサイズの車には不釣り合いな重々しさがある。価格からすれば当然かもしれない。しかしインパネのゴテゴテ感はいただけない。

試乗車なので200kmも走っていなかった。
経済性とトルクを生み出すための2気筒900ccエンジン、馬力をかせぐためのターボチャージャー、運転を楽しむマニュアル4速、居住満足感を得るためのインテリア、その為に用意された広めの空間、それを覆う現代的なフォルム。しかしこの構成は日本ではきっと苦戦する。こういった車で何をするのか。そんなライフタイルが日本にはない。

クライスラーの代車に乗るのはPTクルーザー以来。こちらは乗ってみたい外観があった。アル・カポネ時代を彷彿させるレトロなスタイルだ。しかし乗ってガッカリ。2000ccというのに高回転型エンジン、インテリアはミニの内装を子供向きにしたような安っぽいもの、これではクルージングの楽しみなどない。

走っているところを眺めるならPTクルーザー、乗るのならイプシロン、どちらも内装はイマイチといったところか。

しかしこの車たちを見てみると、クライスラーの車に対する情熱のようなものを感じる。それは車の味付けに対するこだわりだ。乗るたびにドライブを感じさせるアメ車、乗っていることも忘れてしまう日本車という違いがある。

イプシロン

PTクルーザー
後記:
その後、東光ストアの本屋で「月刊自家用車」を買ってしまった。特集は「国産車VS輸入車」。イプシロンとの対決車は意外にもN  one(この車のフロントグリル、実は気に入っている)。

記事によればイプシロンはクライスラーブランドのイタリア車だった。
マセラティのミニアムモデル、フィアット500がベースとある。
完全なアメ車とは言えないかもしれない。

それはともかく私の印象は変わらない。


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