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XL250:
XL250:
以前、「男のソフトバイク」という現在ではとても思いつかないコピーの広告のあった。ヤマハのタウニー50ccである。これが私の始めてのバイク(?)だった。
タウニーに乗っていて信号で止まると、隣にやたら大きく、背の高いバイクがやってくる。私は、いつもこのバイクを見上げていた。そして、バスケットボール選手にあこがれるように、私は、このバイクが欲しくなってしまったのである。XL250だった。
「ダートを走破する23インチのフロントタイヤ」ホンダは、いつもこんな風に新しい挑戦をして夢を与えてくれる。とにかくこれほど巨大なタイヤをはいたバイクは、後にも先にも世界でこの1台だけであった。
中古で手に入れたXL250。まずは東北自動車道を通って、青函連絡船に乗り北海道へ。そして10日間、北海道中を走った。休む時間を惜しんで走った。
当時は、エンジンの音さえ聴いていれば良かった。 バイクは、エンジン音を響かせているのだから、熊も出て来ないだろうと、無謀にも1人で林道へはいっていったのを覚えている。実は本当に恐いのは、林道での単独事故なのである。
当時は、エンジンの音さえ聴いていれば良かった。 バイクは、エンジン音を響かせているのだから、熊も出て来ないだろうと、無謀にも1人で林道へはいっていったのを覚えている。実は本当に恐いのは、林道での単独事故なのである。
XL250は、乗りやすかった。本当に良く乗った。テントを積んで鈴鹿8時間耐久レースを観戦にいったり、富士山の登山道を上ったり、小笠原諸島まで行った。河原でモトクロスの真似事をしてみたりした。自分の生まれた静岡の町と東京が地面でつながっているのを実感させてくれたのもXL250だった。
そして、やがてなんとなく次のバイクが欲しくなってきていた。ホンダのアイデア、23インチタイヤは、実際には重すぎた。大口径のおかげでブレーキもプアーだった。(札幌市立高等専門学校学内ページ 1997)
そして、やがてなんとなく次のバイクが欲しくなってきていた。ホンダのアイデア、23インチタイヤは、実際には重すぎた。大口径のおかげでブレーキもプアーだった。(札幌市立高等専門学校学内ページ 1997)