B-STYLE

[身近なモノの取合せで暮らしを満喫する]  [時の経つのを楽しむ] [偶然を味方にする] それらをBスタイルと呼ぶことにしました。

2014/09/10

札幌芸術の森美術館で「霧のアート」を味わう

これは札幌芸術の森美術館に設置された中谷芙二子の霧を発生させる作品。私は勝手に”霧のアート”と呼んでいるが、一般的には”霧の彫刻”と呼ぶようだ。
以前TVで彼女の作品をみて感動。一度見てみたいと思っていた。

今年、札幌ビエンナーレが開催され、この作品がやってきたので、ちょっとだけ体験に出発。

 
霧を噴射する仕掛け。奥から手前に全部で3ヶ所ある。というか、そういう演出になっている。意外だったのは噴射音。近くにいると聞こえる。リアリティがある。
(*iPoneの操作がわからないまま撮れてしまった映像なので、失礼)

何時頃見るのがベストか? と思ったが夕方にした。
真昼は雰囲気がないだろうし、夜はライトアップするというが、そんな”フォグ”は舞台やTVでさんざん見てきたし、やってきた。

私にとって、このアートの魅力とは日常空間で大量の霧が突然現れたり消えたりすること。そして超自然現象に出会ったような気分になること。
もちろん本物とは違う。しかし人工的な分だけ可愛らしさがあって好きだ。メロディックじゃない環境音楽も欲しいくらいだ。

霧の濃さは思った以上。2mも離れたら全く見えないところもある。とまどう。
すばやく霧隠才蔵(日本の古典的忍者ヒーロー)のポーズを取ることを思いついた。

帰る車の中で浮かんだのは、なぜか「シャボン玉兄弟」。でも中谷芙二子とシャボン玉の杉山兄弟の間を埋めるのは大変。今回はパスしとこう。