B-STYLE

[身近なモノの取合せで暮らしを満喫する]  [時の経つのを楽しむ] [偶然を味方にする] それらをBスタイルと呼ぶことにしました。

2014/10/03

母の葬儀

9月24日、母の葬儀に向かう。航空機に乗るのは1年ぶり。雨雲が続く。日本中に大雨が降っている。

静岡、蓮永寺(通称みまつさん)。実家の墓はこの本堂の裏手にある。
寺は江戸時代からある。徳川家康の側室、お万の方の供養塔があることで有名。水戸黄門はお万の方の孫にあたるそうだ。

左手が最近できた斎場。通夜と告別式の行われた。右手は古くからある寺務所。窓の形が珍しい。中に入ると何百年も拭かれ続けてハゲた板の間を見ることができる。居酒屋などにはない本当に使い込んだ木のリアリティが味わえる。

寺は幼少の頃からの遊び場だった。
これは古くからある木。幹はびっしりと緑青色のコケに覆われいる。こんな木には同じ色をしたチーチー(ニイニイゼミ)がたくさんとまっていた。今でも夏には鳴いているのだろうか? 

後ろの小山にはカブトムシやクワガタが取れる巨木があった。
しかし以前行ってみたらカミナリに撃たれたように折れて枯れていた。ショックだった。

彼岸花。曼珠沙華ともいう。実家の庭に咲いていた。彼岸花は、めでたさと不吉さの両方の意味を持った珍しい花。残念なことに札幌で見かけることはない。