写真はiPhone4。イヤホンジャックは、1年くらい前から調子悪かった。
症状:
時々イヤホンを最期まで深く差し込めなかったことがあった。
そしてついに途中までしか差し込めなくなった。
音は本体から出るだけ。
原因:
不明。
詰まっているとしたらなにが?
Apple専用イヤホンではないものを使用したこともあるので、その際、先が折れて残っているのか?
それとも本体の穴そのものが破損してしまったのか?
ツマヨウジを入れてみてもなにもわからず・・。
いずれにせよ、これまでほとんど使ってこなかった箇所。最近、WOWOWオンデマンドを音がもれないように観るためにイヤホンを使い出したらこんな風になってしまった。
どこでもいい。その日のうちに修理してくれ、使えるのがベスト。できれば安く!
■ネットで修理店を探すと、今いる札幌にも数店ある。修理方法はどこも似たようなもの。その日のうちに直せるというのは悪くないが、問題も・・。
というか驚いたのは異常な修理代!! 消費税込みで¥5000もする。一店しかないアップルストアでは、その日のうちにできないとも、データバックアップをとっておくようにとも案内されている。
もっと簡単に直らないものか?
とりあえず近所のソフトバンクへ。
店員は、「iPhoneを修理できるのはアップルストアだけです。」と当然のように答える。
アップルストアがあるのは札幌市中心部。車で1時間ちかくかかる。
その日のうちに直らないこともあるといっている店だ。
ということは¥5000でその日に直すという修理店っていったいナニモノ? この店も中心部にある。
■ここまでを整理してみる。
1.Softbankやauのようなもっとも見かけるサービスショップはスマホや携帯も売るが、仕事の中心はユーザーとの契約を結ぶ保険会社のようなところ。
2.アップルストアは、PCもふくめて製品の魅力や使用説明までのサービスは行うが修理はしない。外車のディーラーのようなところ。しかし代車サービスはない。
3.修理店というのは世の中に存在しないしていないことになっているが、ユーザーにとっては最も現実的で融通のきくお助けサービス。JAFのような緊急対応をしてくれる。
4.すべて修理代は非常に高額。
早さを優先して修理専門店に持ち込むことにした。
しかし、このビジネス、ライフスタイルって何かおかしくないか?
メカニズム的には半世紀も前からある簡単なものだ。どこだって10分で直せそうな気がする。修理代など無料でも良いくらいだ。ところが販売店はそんなことのできる人間を置いていない。¥5000かかるといって当然のようにユーザーに負担を押し付けている。
ユーザーは自分では直せない。
ユーザーは選択肢がない。
ユーザーは従うしかない。
足元を見られているとわかっていても・・。
問題は、メーカーが、そしてショップや店員がこんなやり方になんの疑問も持っていないことかもしれない。
■修理専門店にiPhoneをあずけて1時間後。たしかにイヤホンジャックは直っていた。でもこれってコンビニのアルバイト店員でも講習を受ければすぐに出来そうだ。プロにしかできない仕事のようには見えなかった。
スマホが一般の人は使わない製品で、2百万円くらいするならイヤホンジャックの修理代¥5000は納得する。また希少だから高いというのならわかる。エンゼルフィッシュは、今は¥150で買えるが、かつて150万円もしたという話があるように。
しかしスマホは小学生でも持っているし、50年先まであるとは思えない。
私は何に対して¥5000払ったのか?
¥5000もあったら他のことが十分できる。お得感も味わえる。
■先日、20年前に買った電動式バリカンがとうとう壊れた。¥4000くらいのバリカンだ。
しかし例えばヘアーカット代として毎月¥3000かかるとしよう。
それを20年間払うとしよう。ヘアーカット代は72万円になる。(単純には比較できないとしても・・)
バリカンなら¥4000ですむ。
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